Tokyo Document Recovery Assistance Force
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2013年5月21日火曜日

総務省「震災関連デジタルアーカイブ構築・運用のためのガイドライン」が公開されています

総務省のホームページに「震災関連デジタルアーカイブ構築・運用のためのガイドライン(2013年3月)」が公開されました。

【第2章 被災資料の応急措置、修復、保存について】では、東日本大震災における事例を紹介しており、「事例 1)東京文書救援隊による津波等により海水損した文書資料の応急措置から修復までの作業」として、東文救システムも詳しく掲載されています。



2013年5月7日火曜日

【陸前高田市 思い出の品】に東文救システムが導入されました

岩手県陸前高田市で活動する、陸前高田市 「思い出の品」に4月27日、東文救システムが導入されました。「思い出の品」は、陸前高田市から委託を受けた陸前高田市社会福祉協議会の思い出の品スタッフが、ボランティア等との恊働のもと、津波で流されたのちに届けられた写真や卒業証書、トロフィー、盾、ご位牌、木像、スポーツ用品、ランドセル等の「思い出の品」を、もとの持ち主の方にお返しできるようにと、活動しています。現在、4名のスタッフが正式雇用されており、今後年単位でこの活動が継続されるとのことです。

東文救の今回の活動は、白岩洋子氏(紙本・写真修復家)から支援要請があり、協議の結果、未洗浄の卒業証書、賞状、年賀状、プリント写真など、紙類への処置のために、ドライ・クリーニング、洗浄、乾燥・フラットニングに必要な資材の提供と現地での東文救システムの設営、スキル・トレーニングを行うことが決まりました。

当日の東文救システムの設営とスキル・トレーニングには、白岩氏とともに東文救から2名のスタッフを派遣しました。また、写真修復の専門家である白岩氏は、写真の洗浄処置を思い出の品スタッフの方々と一緒に行いました。

スタッフの方々からは、これから効率よく洗浄と乾燥作業が進むとともに、とてもきれいになったものを持ち主の方々にお返しできることが大変嬉しい、との評価をいただきました。 コンテナにはまだ大量の賞状や未洗浄の写真があり、思い出の品々を持ち主の方にお返しできるように、今後このシステムを有効に利用していきたいとのことです。

東文救のこの活動は、りんりん基金の支援を受けています。



陸前高田市 「思い出の品」返却会場




スタッフの方々へのシステムの説明とドライ・クリーニングから洗浄、乾燥までの一連の工程を実演した。



白岩氏による写真洗浄のデモンストレーション。乾燥・フラットニングにはエア・ストリーム乾燥法を使用した。



処置後の資料のきれいな仕上がりに皆さん満足されていた。

2012年10月12日金曜日

【大切な思い出がかえりますように…】
震災復興ボランティア団体「おもいでかえる」の写真洗浄作業に東文救システムを導入

仙台市若林区で活動する震災復興ボランティア団体「おもいでかえる」に10月9日、東文救システムが導入されました。同団体は、東日本大震災後、仙台市内で回収された写真を洗浄し持ち主に返す取り組みを続ける市民団体。今年3月まで仙台市農業園芸センターで写真洗浄ボランティアを行っていたメンバーを中心に設立。若林区荒井の旧剣道場を活動拠点として、中心メンバー約10人と宮城県内外のボランティアが、アルバムからの写真の切り抜き、水洗いや乾燥作業を行っています。ネガや写真の他に、賞状などがあり、現在までに写真、アルバムなど合計360冊、写真の総計にして約21,500枚もの写真洗浄を完了しているとのことです。

今回の活動は、白岩洋子氏(紙本・写真修復家)から支援要請があり、東京文書救援隊スタッフが現地を訪問。協議の結果、未洗浄の賞状約300枚、プリント写真など紙類への処置のために、ドライクリーニング、洗浄、乾燥・フラットニングに必要な資材の提供と現地での東文救システムの設営、スキル・トレーニングが決まりました。

東文救システムの設営とスキル・トレーニングには、白岩氏とともに東文救から2名のスタッフを派遣し、ドライクリーニング、洗浄、乾燥方法を実演しました。写真修復の専門家である白岩氏は、被害の酷い写真や処置の判断に迷うものへアドバイスし、洗浄処置などをボランティアの方々と一緒に行いました。また、被災写真の洗浄にフローティングボード法、乾燥・フラットニングにエア・ストリーム乾燥法を適用した処置を実演しました。ボランティアの方々からは、これまで以上に効率よく洗浄と乾燥作業が進むとの評価をいただきました。

震災復興ボランティア団体「おもいでかえる」のブログサイトには発足から現在までの活動報告が掲載されています。未洗浄の写真の早急な対応、まだ持ち主の元へ戻されていない写真や思い出の品々の対応を、今後も長期的に行なっていきたいとのことです。

東文救のこの活動は、りんりん基金の支援を受けています。



当日参加されたボランティアの方々。一枚一枚丁寧に写真の洗浄作業を行なっている。



賞状はすでにボランティアの方々によりドライクリーニングが終了していたため、復旧システムの洗浄と、その後の乾燥・フラットニングを主に行なった。



白岩氏によるバライタ写真洗浄のデモンストレーション。乾燥・フラットニングにはエア・ストリーム乾燥法を使用した。



左が自然乾燥したもの。右がエア・ストリーム乾燥法で乾燥したもの。自然乾燥したものと比べると波打ちとカーリングが圧倒的に少ない。


震災復興ボランティア団体「おもいでかえる」のブログサイトでご紹介いただきました。

2012年10月3日水曜日

陸前高田被災資料デジタル化プロジェクトにドライクリーニング・ボックスを貸与しました

被災した陸前高田市の市立博物館の写真資料の修復保存とデジタル化を進めている陸前高田被災資料デジタル化プロジェクトに東文救が開発したドライクリーニング・ボックスが5台無償貸与され、作業現場である東京総合写真専門学校などに導入されました。

東文救のこの活動は、りんりん基金の支援を受けています。



陸前高田被災資料デジタル化プロジェクトの活動履歴のページでご紹介いただいています。

2012年9月21日金曜日

全史料協関東部会例会「公文書レスキュー活動と地域資料の保全体制について」が開催、神奈川県立公文書館と茨城県内の活動報告

9月14日に神奈川県立公文書館に於いて全史料協関東部会第268回定例研究会が開催され、神奈川県立公文書館資料課行政資料グループ遠藤茂氏と同被災公文書レスキュー隊リーダー木本洋祐氏による「神奈川県立公文書館の陸前高田市役所公文書レスキュー活動について」と、常陸大宮市歴史民俗資料館学芸員の高村恵美氏による「茨城県内における地域レスキュー活動と自治体」が報告されました。




神奈川県立公文書館のレスキュー活動では、東京文書救援隊システムの内、簡易ドライクリーニングボックス、密閉型ドライクリーニングボックス、エアストリーム法による乾燥が導入されています。今月末に作業は終了し、1,227冊全ての簿冊が陸前高田市に返還される予定です。