仙台市博物館は、同館が行なってきた東日本大震災で被災した資料のレスキュー活動を知らせる展示会「東日本大震災1年 資料レスキュー展」を同館1階のギャラチーで開催しています。3月25日(日)まで。
同レスキュー活動は文化庁、宮城歴史資料保全ネットワーク等の協力を得て進められているもの。このうち国立公文書館の「被災公文書等修復支援事業」のひとつとして1月23日から3月2日まで同館で行われた活動では、仙台市内の学校資料(明治から平成までの約400点)や若林区荒浜の消防署資料等の復旧に東文救文書復旧システムが導入されました。展示では、実際に救出され、洗浄や乾燥・フラットニングそして綴じ直しが行われた古文書とともに、復旧システムの各工程が解る資材や道具と、作業方法が解るビデオも公開されています。